2013年に世間を騒がせた「クローゼット不倫」から10年以上が経ちました。
矢口真里さんの芸能界での立ち位置は大きく変化し、活動の幅も変化しています。
当時はかなり大きな話題となった事件ですが、謝罪から再起、そして再評価へと至る道のりは、とても興味深いですよね。
そして、現在ではイメチェン姿が可愛すぎると話題です!
矢口さんの10年間の軌跡を追いながら、再評価の理由を探ってみましょう。
矢口真里クローゼット不倫事件の衝撃と謝罪

2013年春、矢口真里さんを巡る「クローゼット不倫」報道が世間を震撼させました。
当時の夫である中村昌也さんが帰宅した際、自宅で別の男性と鉢合わせしたという衝撃的な内容でした。
この事件をきっかけに、矢口さんは社会現象級のバッシングを受けることになります。
同年5月30日に中村さんとの離婚届を提出し、10月には「無期限休業」を発表。
レギュラー番組からも次々と降板する事態となりました。
約1年5カ月の沈黙を経て、2014年10月23日、矢口さんは『情報ライブ ミヤネ屋』で生放送による謝罪は芸能界でも歴史に残る話題です。
この番組で彼女は「すべて私が悪い」と非を認め、休業中の生活を具体的に語りました。
復帰への道のりと新たな活動の場

それでは、大きな衝撃を与えた不倫事件から矢口さんは、どのような復帰を遂げたのでしょうか。
当初は、2016年に日清カップヌードルのCMに起用されるも、わずか10日で放送取りやめになるなど、地上波での完全復権は難しい状況が続きました。
しかし、矢口さんは新たな活動の場を見出していきます。
2016年4月からABEMAの深夜トーク『The NIGHT』火曜版のレギュラーMCに就任。
この番組は2022年12月まで続き、矢口さんの「素で喋れる」強みを磨く場となりました。
さらに、YouTubeチャンネル「やぐてじチャンネル」を開設し、コスメ・美容から日常のトークまで幅広いコンテンツを発信。
2022年には登録者数5万人規模に成長し、「等身大の矢口」を見せる場となりました。
家庭生活と母としての矢口真里

そして、芸能界での復帰だけではなく私生活にも大きな変化がありました。
2018年3月26日、矢口さんは梅田賢三さんと再婚。
2019年8月9日に第1子となる長男、2021年10月1日に第2子となる次男を出産しました。
母となった矢口さんが子育ての日常を発信するにつれ、過去のスキャンダルを超えた”今のキャラクター”が視聴者側にも形成され次第に受け入れられていったのでしょう。
家庭という「文脈」の変化が、仕事のトーンや受け止められ方にも確かに寄与したのです。
2025年1月には、ソロリサイタルの開催も果たしました。
インタビューでは「諦めないこと」を現在の原動力に挙げ、家族・友人・先輩の支えへの感謝を語っています。
まとめ:矢口真里の再評価を支えた要因
矢口真里さんの再評価には、以下の要因が大きく関わっていると考えられます。
- 初動の正面からの謝罪と、その後の言葉の選び方の巧みさ
- インターネット配信(ABEMA)という新たな活動の場の選択
- YouTubeでの等身大の姿の発信
- 母としての生活発信による新たなイメージの構築
これらの積み重ねと、矢口さん自身の「諦めない反復」が、再評価の定着につながったと言えるでしょう。
2013年の「クローゼット不倫」から現在に至るまでの10年間、矢口さんは「謝罪」「自粛」「挑戦」「家庭」「再挑戦」を繰り返してきました。
その軌跡は、情報空間が分散し、語りの回路が多様化した現代において、”語り直し”の一つのモデルケースとも言えるかもしれません。
矢口真里さんの今後の活動と、さらなる再評価の可能性に注目が集まります。
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